そもそも人類が今後も覇権を握れると考えるほうが無理がある。
地球にはすでにサピエンス1種しかいないし、それが今後、分化して多様性をもつのも
ここ数百年の地球規模のサピエンス種の地域個体群の大規模な移動や交雑で
当分、起きそうにない。サピエンス種の異常なまでの移動等の能力がそもそも分化をさせにくいのだ。

トバカタストロフの例を挙げるまでもなく、人類、サピエンス種は実は脆弱だ。
あれは生き延びたじゃないかと言われそうだが、あんな規模の火山噴火や
気候変動は十万年単位という、サピエンス種の歴史では珍しいが、長い地球歴史からすれば、小さな規模に過ぎない。
数千万年、数億年のレベルではあれより遥かに破滅的な環境の急変は幾らでも起こりうる。
そして単弓類と双弓類の歴史ってのはその数千万、数億年単位のものなのだ。

数千万、数億年の単位でガラス細工のように脆い地球環境に依存し
自らも脆弱であるサピエンス種が自己を維持しうるとは到底思えない。
サピエンス種が己の生物としての肉体を捨て、その限界を突破してしまうなどの
シフトチェンジでもない限り(例えば機械生命体化してもはや必要としない地球を離れてしまう、など)。

人類以外の哺乳類も多くはかつての恐竜や翼竜や海棲爬虫類、クルロタルシ類、そして獣弓類、盤竜類と同様の生態地位にある。
つまり巨大隕石や大陸移動に伴う地殻変動で一度大ダメージを喰らうと容易に覇権を手放さざるを得なくなるだろう。
それが今後起きないという事は絶対にありえない。
そもそも、それを待たずとも、上で指摘されてるように現代のサピエンス種が多くの哺乳類を道連れに自滅する可能性も十分にありうる。

そういうわけでもはや哺乳類しか生き残りがいない単弓類が今後、永久に安泰というほうが
無理があるとしか思えないんだよね。