タイプ標本(剥製)の台座に『jamainu(ヤマイヌ)』と表記されているのは、大昔西日本ではオオカミとは呼ばず
ヤマイヌと呼んでいたところからきているのでは?

『オオカミはなぜ消えたか』千葉徳爾著1995年5月10日初版発行の書籍P50〜P51に、
【慶長八(1603)年長崎版の『日葡辞書』には、オオカミという言葉はない。 「山の犬」
として狼のことだと
説明があるところをみると、西日本では当時そう 呼ぶのが一般的だったようだ。】とありますので
1600年頃の西日本では「山の犬」と呼ばれていたのでしょう。それが「ヤマイヌ」へと変化したのではないかと思います。
よってこの当時西日本では「オオカミ」も「オオカメ」という単語もなかったのではないかと思います。
よって北陸・関東甲信越・東北などで「オオカミ」とか「オオカメ」と呼んでいたのではないか。

そもそも「ヤマイヌ」という単語を考えてみると、同類語の「ヤマネコ」と言う単語についてはノラネコではなく
「もともと野生のネコ科動物」という意味で捉えています。
すると「ヤマイヌ」も「もともと野生のイヌ科動物」と捉えていたと考えられます。
即ち、キツネやタヌキと同じように種を識別した固有名詞としてヤマイヌと呼んでいたと考えられます。