問題文に (y-1)/(x-2) と書かれている時点で、この問題から x=2 は、定義域というか
考察の対象から除外されている。従って、 x=2 について言及する必要は全くない。
x=2についても考えさせたい場合は、対象関数を、「x≠2の時は、(y-1)/(x-2)、x=2の時は、○○」
等と、分岐させて表示しなければならない。sinc関数の定義なんかでよく見かける方法だ。

考える領域が x^2+y^2≦1 だから、 x=2 について考える必要が無いというのも、
「正当」な理由だが、もし、領域が、 x^2+y^2≦4 だったらどうなるか?
この場合は、先ほどは「正当」だった理由が使えなくなる。
実際の領域は、扇型から、(2,0)を除いたものになり、解答が「最大値は無い」になり、
教育的な意味で、高校では出さない傾向があるだろうが、この場合は、 x=2 が除かれる
理由は、明確に「問題の設定上、x=2は考察対象外」だからでよい。

これに対し、(y-1)/(x-2)の最大・最小ではなく、(y-1):(x-2) の比の値の最大・最小
を問う問題だとどうなるか?
「A:Bの比の値」というのは、B≠0の時は、A/B で計算できる値の事。
B=0の時は、「発散」とでも言うのかもしれないが、あまり、一般的では無い。
しかし、「比」というものにおいて、一方が0になるような場合が除かれているわけでは無く、
x=2 を検討対象から外すことは出来ない。
もし、領域が x^2+y^2≦1 だったら、範囲外だから考察対象外でよいが、x^2+y^2≦4 だったら、
考察対象内となり、発散する(いくらでも大きく出来る)ことを指摘することになる。