渡辺隆裕著『ゼミナールゲーム理論入門』

『ある第3セクターの経営する鉄道の試算で、「本鉄道の年間利用客は50万人なので、1人当たり100円の値上げを行えば年間5000万円の増収になる」
という類の報告書があった。値上げを行えば利用客が減るのは当然で、年間5000万円の増収にならないのは当然である。経済学では需要の価格弾力性
というものを使って、このような価格の上下に対する需要の増減を測る。ここまで誤った考え方はしなくても、現状が変化すれば現在のデータは変化するのだ
という考え方は、意外と認識されていない。』

などと著者は書いています。

この試算は「ここまで誤った考え方」などというほどおかしな考え方ではないと思います。
例えば、電気料金の値上げをしたからといって電力消費量が大幅に減るということはないと思います。
著者の考える経済学的に正しい試算をどのようにするのか知りませんが、5000万円の増収という予想よりも正解に近い試算になるのかどうか疑わしいと思います。
それに経済学的な考え方で試算するよりもAIに予測させたほうがいいはずです。
経済学の存在意義が分かりません。まして数理経済学の存在意義などあるのでしょうか?