生きづらい若者と年をとれない中年がすがる
「ウヨク」という麻薬
https://www.gentosha.jp/article/16172/

『生き地獄天国』(太田出版)という書があります。
女流作家雨宮処凛がその青春の彷徨を綴った自伝エッセイで、
「超国家主義『民族の意思』同盟」という右翼団体へ参加し、
維新赤誠塾というバンドを組み「ミニスカ右翼」と呼ばれる姿が、
この本のクライマックスです。

アトピーといじめに苦しめられ、
両親には優等生であることを強要された少女時代から、
ビジュアル・バンドのグルーピー、リストカット、自殺未遂を経て、
美大浪人、人形アーティスト志望で上京、
「ガロ」系マンガ、元オウム信者、パフォーマー、バックパッカーらが
うじゃうじゃたむろする中央線沿線のいわゆるサブカル文化へ浸り、
バンドを組み、そして右翼闘士に。

そんな半生記のなかに、
「私にとっては、右翼も左翼も死体写真集もサブカルチャーだったからだ」
という一文がありました。