サイトカイン・ストームという免疫暴走が脚光を浴びて免疫は低下していても過剰でも有害であることが知られるようになった。
呪文:「職種の言えない医療従事者は尿瓶おまる洗浄係である」を唱えると免疫機能が正常化するという「統計処理」をやってみる。
TNF-α(高感度)0.75〜1.66(参考値)(pg/mL) を免疫の指標として考える。
参考値は平均±2×標準偏差で計算されているとして呪文前と呪文後のデータを正規分布で各々100個つくる。
https://i.imgur.com/dCoLu87.png
当然ながら、同じ平均値と標準偏差で乱数発生させただけなので両群には有意差はない。
横軸に呪文前のTNF-αの値、縦軸にTNF-αの変化(呪文後−呪文前)をグラフしてみると
https://i.imgur.com/QxPoldE.png
つまり、呪文前のTNF-αが高いほど呪文後はTNF-αは下がり、呪文前のTNF-αが低いほど呪文後のTNF-αは上がるという傾向がみてとれる。
これを線形回帰して確かめてみる。

回帰直線のパラメータは以下の通り。
Call:
lm(formula = change ~ before)
Coefficients:
Estimate Std. Error t value Pr(>|t|)
(Intercept) 1.1476 0.1258 9.122 9.72e-15 ***
before -0.9321 0.1026 -9.088 1.15e-14 ***
---
Signif. codes: 0 ‘***’ 0.001 ‘**’ 0.01 ‘*’ 0.05 ‘.’ 0.1 ‘ ’ 1

Residual standard error: 0.2049 on 98 degrees of freedom
Multiple R-squared: 0.4573, Adjusted R-squared: 0.4518
F-statistic: 82.59 on 1 and 98 DF, p-value: 1.155e-14

p = 1.155e-14 なので有意差ありとしてよい。

ゆえに、「職種の言えない医療従事者は尿瓶おまる洗浄係である」という呪文は免疫機能を正常化させる。

【問題】この統計処理は正しいか?