米国ハーバード大学医学部とブリガム・アンド・ウィメンズ病院が2014年4月上旬、2012年に発表した心臓の幹細胞をめぐる論文に重大な疑義が生じたとして、撤回を明らかにしたのである。

論文が撤回されたのは、組織幹細胞などの研究で知られるピエロ・アンバーサ教授の研究室だ。世界的にも著名な研究室の疑惑論文にハーバード大学は大揺れ。

さらに、世界5大医学雑誌の「ランセット」(英国外科学会発行)の編集者が、アンバーサ研究室の過去の論文にも疑念を抱いていると報じられた。世界の科学界は「細胞の研究論文で第2の小保方事件か」と騒然となっているが、見過ごせないのは撤回論文の共著者に日本人の医学博士が含まれていることだ。