■引用■
私の出たロックフェラー大学は古典的な大学だが、この100年間でノーベル賞が40人ぐらい出ている。研究室は75ぐらいあるが、年間に受け入れる大学院生は15人程度に過ぎない。

――ずいぶん少ない。それに比べると、日本の大学院生は多い。

浜口 取りすぎ、そして使い捨て。問題は使い捨てにしていることだ。そういう分野に優秀な人材が入ってくるわけがない。量を絞って、サポートしないと。

――誰が、どこで、どういうサポートをすることが必要なのか。

浜口 大学院生にお金が回るシステムをつくり、研究に専念できるようにする。そして、ドクターを取って就職したら、高い給料を保証できるようにすることだ。
――いずれにせよ、定員を絞らないことにはできない。

浜口 定員を減らせないのは、大学の運営費交付金と連動しているからだ。少なくともトップ集団の大学、指定国立大学については、大学院生や学部学生の頭数と運営費交付金の連動をやめなくてはいけない。そうすれば、優秀な人材に絞り込んでしっかりとサポートして育てられる環境ができる。奨学金を出すとして、500人は無理でも10人なら支給できる。小学校の算数の問題だよ、こんなもの。