モデルケースのリーマンの写像定理について
1.最初は特殊な場合に証明された
2.一般的な証明は最初ポテンシャル論的な方法で与えられた
3.結局アスコリ・アルツェラとシュワルツでOK

クザンの問題について
1.特殊ケースはクザンの学位論文
2.一般的な場合は岡理論により解決
岡の連接定理について
1.定式化のために導入された「不定域イデアル」が
層の理論の原型になった
2.グラウエルトの順像定理は岡により「冬の季節」と批判されたが
グロタンディークによる代数幾何版には岡の矛先は及ばなかった
上空移行の原理について
1.これによって岡は正則領域上の関数論の原理を見通し、
その適用例としてクザンの問題を解いた
2.岡の方法は小平らによってコンパクトな複素多様体上へと広げられ、
さらにヘルマンダーらによって擬凸多様体上の解析学へと展開した

しかしこれらを多変数関数論の入門的な段階で講義するのは無理である。
したがって今回のような工夫には意味があろう