・ガロア分解式とラグランジュ分解式では目的が全く異なる。
・1は同じ「分解式」という言葉による連想ゲームから離れられないだけ。
・ガロア第一論文には、ラグランジュ分解式が複数回出てくる。
 1はこの事実もその意味も理解していない。
・ガロアは決して「ガロア群=可解群ならべき根解法可能」
という抽象的な解答で終わっているわけではない。
だからこそ、「素数次の既約方程式が可解であるための条件」
という踏み込んだ議論を行っている。

なお、ガロアは程よく計算を手抜いていることは間違いない。
でなければ、円分体より遥かに複雑になる一般理論に
到達できるわけがない。
その手抜き具合が天才的なのである。(リーマンにも通じる。)
たとえば、ガロアは自らが与えたガロア群の定義に従って
モジュラー方程式等のガロア群を計算したのだろうか?
おそらく違うだろう。つまり、理論的に一般的な定義は
与えるが、それとは別に特別な場合には「ガロア群が
ナチュラルに分かる場合」というのはあるのである。