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ステップ1:巡回拡大の構造

まず、ガロア群 Gi/Gi+1 が巡回群である拡大 Ki+1/Ki を考えます。
巡回群の位数を ni=∣Gi/Gi+1∣ とし、Ki が1の原始 ni 乗根を含むと仮定します
(必要に応じて、原始根を添加した拡大を別途考える)。

補題(巡回拡大のべき根表示):
Ki+1/Ki が位数 ni の巡回ガロア拡大であるとき、
Ki+1=Ki(α) であり、α^ni∈Ki となる α が存在する
(つまり、α は Ki 上のべき根)。
さらに、Ki が1の原始 ni 乗根 ζ‗ni を含む場合、
拡大はクンマー拡大(Kummer extension)として記述でき、
α^ni=a( a ∈ K_i )の形の解を持つ。

補題の証明:
Ki+1/Ki は位数 ni のガロア拡大で、ガロア群は Z/ni に同型。
ガロア理論により、σ∈Gal(Ki+1/Ki) は σ(α)=(ζ‗ni^k)α(ζ‗ni は1の原始 ni 乗根、( k ) は σ に対応する整数)で定義される。
α^ni は σ によって固定される(σ(α^ni)=(σ(α))^ni=((ζ‗ni^k)α)^ni=α^ni より)。
よって、α^ni∈Ki。
よって、Ki+1=Ki(α) は x^ni−a=0(a=α^ni∈Ki)の解によって得られる。
この補題により、各 Ki+1/Ki はべき根の添加で構成できる。