>>314 補足
(引用開始)
1)>>271の 数理論理学II 坪井明人 筑波大 (2014年) https://www.math.tsukuba.ac.jp/~tsuboi/und/14logic3.pdf
4)”そこで ω を条件
 ∅ ∈ x ∧ ∀y(y ∈ x → S(y) ∈ x)
 を満たす最小の集合 x として定義したい:無限公理によって保証される無限集合 X を一つ選び,
 ω = {y ∈ X : ∀x(φ(x) → y ∈ x)}
 とする.
 ここで φ(x) は ∅ ∈ x ∧ ∀y(y ∈ x → S(y) ∈ x) である.
 このようにすれば,ω は集合であり,φ(x) を満たす最小のものになる(もちろん X の取り方に依存しない).”
(引用終り)

この 数理論理学II 坪井明人 筑波大 からの引用部分で

a)ω を条件  ∅ ∈ x ∧ ∀y(y ∈ x → S(y) ∈ x)
 を満たす最小の集合 x として定義したい
b)無限公理によって保証される無限集合 X を一つ選び,
 ω = {y ∈ X : ∀x(φ(x) → y ∈ x)}  とする.
 ここで φ(x) は ∅ ∈ x ∧ ∀y(y ∈ x → S(y) ∈ x) である.
 このようにすれば,ω は集合であり,φ(x) を満たす最小のものになる(もちろん X の取り方に依存しない).

ωは、もちろん >>271より "自然数全体の集合 ω を {∅, S(∅), S2(∅), S3(∅), . . . }として定義したい"
ってことなのですが

前者a)では、ZFCでは ∅ ∈ x ∧ ∀y(y ∈ x → S(y) ∈ x) を直接集合として定義することを許さない
(ZFCでは、集合を作る方法を厳しく制限しているから。その制限によって ラッセルパラドックスを防止するのです https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A9%E3%83%83%E3%82%BB%E3%83%AB%E3%81%AE%E3%83%91%E3%83%A9%E3%83%89%E3%83%83%E3%82%AF%E3%82%B9 )

後者b)では、一旦 無限公理によって保証される無限集合 X を一つ選び ωは、その部分集合として 取り出される
こういう 一手間を入れることで、集合を作る方法を制限して 出来る 無限集合をコントロールしているってことですね

追記
後者b)で 無限集合 X を 記号Aに書き直すとより分かり易いだろう
つまり
”無限公理によって保証される無限集合 A を一つ選び,
 ω = {y ∈ A : ∀x(φ(x) → y ∈ x)}  とする.
 ここで φ(x) は ∅ ∈ x ∧ ∀y(y ∈ x → S(y) ∈ x) である.
 このようにすれば,ω は集合であり,φ(x) を満たす最小のものになる(もちろん A の取り方に依存しない).”
です。慣れれば、X のままでも分かるが、なれないと大文字Xと 小文字x で目がチカチカしますよね (^^