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2020.07.02

数学研究の拠点として世界的に注目される京都大学数理解析研究所

歴史を彩る輝かしい研究実績
 数研は、日本の数学研究の最先端を担う存在として、数々の世界的実績を挙げてきた。代数幾何学分野では、数学のノーベル賞とも言われるフィールズ賞を受賞した日本人3人のうち2人を輩出。1970年、アメリカ・ハーバード大学教授時代に特異点解消問題を解決した成果によって受賞した廣中平祐京都大学名誉教授、1990年、3次元代数多様体の極小モデル理論(森理論)で受賞した森重文京都大学高等研究院院長である。

 代数解析学を創始したのは、佐藤幹夫京都大学名誉教授のグループである。佐藤先生は佐藤超函数、概均質ベクトル空間、D加群、ソリトン方程式と無限次元グラスマン多様体などの理論を次々と提案し、2003年にはウルフ賞(数学部門)を受賞した。その研究は佐藤スクールと呼ばれる弟子たちに受け継がれ、D加群の理論を確立し2018年に日本人初のチャーン賞を受賞した柏原正樹京都大学名誉教授、柏原名誉教授とともに超局所解析学を発展させた河合隆裕京都大学名誉教授などが素晴らしい業績を挙げている。