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14巻 第76話 札付きの定理

ただこの話では
2列に分けた上で、「必ず第1列を全部開ける」、
としているので、そこが重大な勘違い

1列目2列目それぞれの決定番号n(1)とn(2)について
n(1)<n(2)となる確率が1/2以下という結論を
対称性から導く、としているが、それがアウト

箱の中身(マンガではさいころの目)をランダムとして
箱の中身同士が独立、としたならば、
もちろん対称性が証明できない

この話の真のトリックは、
実は確率変数が箱の中身ではなく列の選択
というところにあるので
列の選択を固定にしたら
手品としては台無し

そういう意味では
台無しの手品がアウトと言ってる点で
マンガの解説は正しい

まあ、この話の主旨は
「選択公理をつかうといろいろ残念なことがおきますよ」
ということなのだが、そんなこといっても選択公理を使わないと
例えば極大イデアルの存在が示せなくなって
代数ではエライことになってしまうわけだが・・・