>>417
>時枝さんはこの戦略は当然に成り立つとして紹介した上で

誤読ですよ >>385
https://rio2016.5ch.io/test/read.cgi/math/1778894782/
https://imgur.com/uMqtRwr
箱入り無数目(数学セミナー201511月号)前
https://imgur.com/YAdz2Mz
箱入り無数目(数学セミナー201511月号)後

さて、
https://rio2016.5ch.io/test/read.cgi/math/1778894782/
1.最初の設定
「箱がたくさん,可算無限個ある.箱それぞれに,私が実数を入れる
どんな実数を入れるかはまったく自由,例えばn番目の箱にe^nを入れてもよいし,すべての箱にπを入れてもよい
もちろんでたらめだって構わない.そして箱をみな閉じる
今度はあなたの番である.片端から箱を開けてゆき中の実数を覗いてよいが,一つの箱は開けずに閉じたまま残さねばならぬとしよう
どの箱を閉じたまま残すかはあなたが決めうる
勝負のルールはこうだ. もし閉じた箱の中の実数をピタリと言い当てたら,あなたの勝ち. さもなくば負け
勝つ戦略はあるでしょうか」
2.略

3.
この仮定が正しい確率は99/100,そして仮定が正しいばあい,上の注意によってs^k(d)が決められるのであった
仮定のもと, s^k(D+1),s^k(D+2),s^k(D+3),・・・を見て代表r=r(s^k) が取り出せるので
(代表)列r のD番目の実数rDを見て, 「第k列のD番目の箱に入った実数はs^k(D)=rDと賭ければ,めでたく確率99/100で勝てる
確率1-ε で勝てることも明らかであろう

さらに
「逆に非可測な集合をこさえるには選択公理が要る(ソロヴェイ, 1970年)から,この戦略はふしぎどころか標準的とさえいえるかもしれない
しかし,選択公理や非可測集合を経由したからお手つき, と片付けるのは,面白くないように思う
測度論は確率の基礎, と数学者は信じがちだ
だが,測度論的解釈がカノニカル, という証拠はないのだし,そもそも形式すなわち基礎,というのも早計だろう」

「もうちょっと面白いのは,独立性に関する反省だと思う.
確率の中心的対象は,独立な確率変数の無限族
X1,X2,X3,…である.
いったい無限を扱うには,
(1)無限を直接扱う,
(2)有限の極限として間接に扱う,
二つの方針が可能である.
確率変数の無限族は,任意の有限部分族が独立のとき,独立,と定義されるから,(2)の扱いだ.
しかし,素朴に,無限族を直接扱えないのか?
扱えるとすると私たちの戦略は頓挫してしまう.
n番目の箱にXnのランダムな値を入れられて,ある箱の中身を当てようとしたって,
その箱のX と他のX1,X2,X3,・・・がまるまる無限族として独立なら,
当てられっこないではないか−−他の箱から情報は一切もらえないのだから.
勝つ戦略なんかある筈ない,と感じた私たちの直観は,無意識に(1)に根ざしていた,といえる.
ふしぎな戦略は,確率変数の無限族の独立性の微妙さをものがたる」
(引用終り)

時枝さん自身は、”この問題はPeter Winkler氏との茶のみ話がてら耳にした.氏は原型をルーマニアあたりから仕入れたらしい”
だと。”茶のみ話”のお気楽な話で、定理とは紹介していない
「なんかあやしいね」と、彼なりの評論を加えている