AIに聞いた、Mervyn Stoneのパラドックス(またはフラットランドのパラドックス)
を説明しよう。AIから聞いた話で、原論文を読んだわけではないので
簡略化されているかも。
階数2の自由群F_2のなすケーリーグラフ上をランダムウォークする
参加者が多数いるとする。回答者には、参加者が原点から出発して
ランダムウォークを終えた地点までの経路が簡約語の形で渡される。
F_2の生成元をa,bとするとき、ケーリーグラフ上では
各点から、a,b,a^{-1},b^{-1}の4方向に進むことができ
たとえば、aa^{-1} つまり行って戻るような道のりは
簡約語では消えてしまい、表示されない。
参加者はウォークを終えた地点の直前の位置に宝を埋めている。
回答者はその位置を推定する。
たとえば、回答者が渡されたある参加者の経路を示す簡約語が
「...ab」の場合、
直前が「...a」で最後にb方向に進んだ
直前が「...ab^2」で最後にb^{-1}方向に進んだ
直前が「...aba^{-1}」で最後にa方向に進んだ
直前が「...aba」で最後にa^{-1}方向に進んだ
の4通りがある。

局所的に見れば、この4通りの可能性は平等であるように見える。
そこで回答者1は、どの可能性も25%であると推定する。

回答者2は全体像を俯瞰する。実は、ランダムウォークの経路全体を
見ると、次の一歩が原点から遠ざかる確率は75%にもなるのである。
そこで、回答者2は先述の渡された簡約語(経路)を見て
直前が「...a」で最後にb方向に進んだ という確率が75%である
と推定する。

この場合、回答者2が正しいのである。