>>290
∇×vは渦度ベクトルと呼ばれるが、翼の場合は一様流と揚力それぞれに直交するベクトル。
グルグルではないな。
微小領域の「渦」と考えるとグルグルになるが、隣り合う渦は互いに接するところで逆向なので、打ち消しあう。
翼周りの領域で渦度を面積分すると、結局、領域の縁だけ値が残り周回積分の「循環」になる。(ストークスの定理)

翼周りの循環Γは、流速Uの一様流に対して流れがどの程度曲がっているかを表している。
具体的には、一様流と直交する速度成分Vと流入断面積Sの積に相当するので、(Γ=SV)
空気の密度ρと翼に流入する速度Uをかけると、ρUΓ=(ρUS)Vは毎秒の空気の直交方向の運動量変化、
すなわち揚力になる。L=ρUΓはクッタ・ジューコフスキーの定理だな。
ベクトル場の周回積分に慣れてないとわかりにくいかも。

要するに、翼の揚力は「グルグルの渦」ではない、といことだ。
翼の周りで流れが曲がっていることを無理やり「グルグルの渦」で表現したとしても、
微小領域の隣り合う渦は打ち消しあって実際には無いし、そもそも微小領域で渦が発生する理由も説明できないし。
そのような流速分布になっているから、ではダメ。