>>288
ほう、よく分かっておるのう。
反発係数というのはまやかしであり、害悪である。

チミの言うように運動量保存則や力学的エネルギー保存則が成立しないときに
速度を求めたいがための詭弁にすぎん。
高校教育ではそれをはっきりと教えないとダメだ。混乱するからな。

もっとも害悪なのは、動かない床との衝突な。
落下する物体と床との間では作用反作用によりそれぞれが受ける力の和は
F1+F2=0

ところが床は動かないのだからF2=0であり、
そうするとF1=0となって落下物はそのまま床を刷りぬけてしまうだろ。
反発などしようがないのだ。

本質的にまったく同じことをあえて細かく書けば
落下物の質量をm、床(地球)の質量をMとすると上式は

m・dv/dt + M・dV/dt = 0 より
m(v’−v)/dt + M(V’−V)/dt = 0 よって運動量保存則として
mv + MV = mv’ + MV’ を得る。
これが運動量保存則の導出である。

床(地球)が動かないならばV=V’=0なので
v=v’であり、最初から衝突など起こりようがないことになってしまうのだ。
だから動かない床などの相手で反発係数を使う計算は根本的に大間違いなのである。

ただ、結果としては一致するのだな。反発係数なんか使わずに
2物体の衝突で「運動量保存則とエネルギー保存則が成り立つ」として
片方をM→∞として計算するとV’→0となって、床(地球)は動かないとした場合の
完全弾性衝突(反発係数=1を使った場合)と一致する。

直感的には当たり前に思えるが、衝突において相手が動かないとする前提は
作用反作用の法則すなわち運動量保存則を否定しているので、
相対速度差の係数である反発係数はデタラメのご都合主義的な概念にすぎないと
断言できるのだな。

くっくっく