ケトン食について
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低炭水化物食だと筋肉が減らない

Paoli A, et al. Ketogenic diet does not affect strength
performance in elite artistic gymnasts. J Int Soc Sports Nutr.
2012 Jul 26;9(1):34. doi: 10.1186/1550-2783-9-34.

『背景:超低炭水化物食(very low carbohydrate ketogenic diet;VLCKD
が体重減少やメタボリック症候群の管理に広く用いられてきているにも関わら
ず,スポーツのパフォーマンスに関するVLCKDの影響についての研究は不足して
いる.
ケトン食は重量階級部門を含むスポーツにおいて有用である可能性があり,我
々の研究の目的は瞬発力を要するパフォーマンスにおけるVLCKDの影響を調査す
ることであった.
方法:エリートの芸術的体操選手である8人のアスリートを募集した(年齢20
.9±5.5歳).1か月間の修正ケトン食の開始前と開始後30日目で体組成と様々
なパフォーマンス側面(ぶら下がり下肢伸展拳上運動,地面腕立て伏せ,平
行棒沈み腕立て伏せ,懸垂,スクワットジャンプ,垂直跳び,30秒連続ジャン
プ)を解析した.その食事内容は緑色野菜,オリーブオイル,良質の蛋白質を
含みほぼ炭水化物ゼロである魚や肉などを加えた料理や,それらの味を模倣
したもの,それにいくつかハーブの抽出物を添えたものなどであった.VLCKDの
際中はアスリートは通常のトレーニングプログラムを行った.同様のプロトコール
から3か月後に今度はアスリートの通常食の開始前と開始後30日目でテストが
行われた(典型的な西洋食:a typical western diet;WD).反復測定のため一元
配置分散分析が行われた.
結果:全ての筋力テストにおいてVLCKDとWDとの間に有意差は検出されなかった
.体重減少と体組成には有意差が認められた:具体的にはVLCKD後には体重減少(
69.6±7.3kg→68.0±7.5kg)と体脂肪減少(5.3±1.3kg→3.4±0.8kg;p<0.0
01)を認めたが,筋肉量には有意な増加はみられなかった.