血清脂質の数値は 【 中性脂肪 ÷ HDL <2.2 】であれば、心血管イベント低リスク群です。

真の悪玉コレステロールである small dense LDL は、中性脂肪の濃度と相関します。
中性脂肪が低いときの、現行基準値を多少上回る程度のLDL高値は
large buoyant LDL(善玉LDL)の増加によるものなので、問題ありません。
逆に、全て基準値以内に収まっていても、中性脂肪140、HDL40のような場合は、危険な脂質プロファイルです。

LDLコレステロール高値は、耐糖能異常と中性脂肪血症を合併する場合が真のハイリスク群に該当します


Q10 small dense LDLには日常臨床でどの様に対応したらよいのでしょうか?
http://www.j-athero.org/qanda/q_and_A.html

LDLは比重1.019〜1.063g/mLに分布し、粒子の直径は20〜26nm(200 〜260Å)といわれていますが、small dense LDLとは直径25.5nm以下のLDL 粒子で、比重1.044〜1.063g/mLに分布しています。(中略)
「リポフォー®」を用いた測定法はリポ蛋白精密測定法として保険診療上認められた方法です。沈殿法による定量も試みられていますが、国際的には電気泳動による方法が認知されています。
small dense LDLの出現は【 耐糖能異常に伴う高トリグリセライド血症で高頻度に 】認められます。
【【 血清脂質値が異常を示さない例 (正脂血症例)でも耐糖能異常ではsmall dense LDLを認める 】】ことがよくあります。
したがって、【【 small dense LDLを減ずるためにはその原因である耐糖能異常、高トリグリセライド血症を是正 】】することで目的が達成されると考えられます。