JECFAによるリスク評価(1990年、1995年、2001年、2007年)
動物試験(ブタ)における腎毒性を考慮し、以下の耐容量を設定しました。
暫定最大耐容一週間摂取量(PMTWI)( (注1))=0.1 μg/kg体重
穀類に由来するヒトの推定摂取量は耐容量を大きく下回っており、リスクは低いとしました。
(注1)動物試験の毒性データなどに基づいて安全性評価を行い、
人が一生食べ続けても健康に悪影響を与えないと推定した、体重1 kg当たりの一週間の摂取量です。
内閣府食品安全委員会によるリスク評価(2014年)
内閣府食品安全委員会は、2014(平成26)年に自らの判断で行った食品健康影響評価において、
非発がん毒性に関する耐容摂取量を16 ng/kg体重/日、
発がん性に関する耐容摂取量を15 ng/kg体重/日と設定した上で、
食品からのOTAの摂取が一般的な日本人の健康に悪影響を及ぼす可能性は低いとする評価結果を公表しました。

オクラトキシンA(食品安全委員会)
農林水産省が、米(玄米)及び小麦(玄麦)を対象とし複数年にわたって実施した含有実態調査では、
オクラトキシンAの濃度は継続して低い値(全試料が0.3 μg/kg未満)であることがわかりました。
そのため、農林水産省はそれらの農産物に対しては、新たなリスク管理措置は不要と判断しました。
日本では、食品の基準値は設定されていません。

コーデックス委員会では、穀類(2003年)、ワイン(2007年)、コーヒー(2009年)、カカオ(2013年)について、
オクラトキシンA汚染を防止するために実施規範を採択しました。
また、小麦、大麦及びライ麦について以下の最大基準値を設定しました。
オクラトキシンAに関するコーデックス委員会の基準値
食品 最大基準値
小麦、大麦、ライ麦
5 μg/kg