>>17

続き

・パラダイム p59
「数学はどのようにして「進歩」するのでしょうか?
そこにはトマスクーンが言うように 「通常科学」の中で連続的・累積的に 積み重なる新しさと、「パラダイム シフト」によって生じる新しさの 二種類があります」
「通常科学とは、トマスクーン
「科学革命の構造」(中山茂訳みすず
書房1971年)における用語で、
一つのパラダイム(時代や科学の各分野における支配的な研究上の規範、視点、 枠組みなどの意味)や様式に基づいた 科学活動のことであり、 パラダイムから与えられる問題や 解き方などの指針に基づいて研究を 進める状態のことをいいます。
これに対する状態は、「科学革命」期あるいは「パラダイムシフト」と
呼ばれている時期であり、
この時期には既存のパラダイムが破壊されたり劇的に変化することで新しい科学の枠組みが形成されます。」

・P45
「テータリンクは、かけ算系のモノイドと、抽象的な群としての局所的なガロア群だけで構成し、その「モノイド+群」というデータから「たし算」を<復元>すること、つまり、復元しようとしたとき、どれくらいのひずみが発生するかを計算することが理論のポイントです」
こういう感じの説明は望月教授本人も様々な機会におこなってきま
した。
この説明自体は、例えば遠アーベル幾何学などの既存の数学の枠内で解釈できる話ですから、 ただの比喩でなく十分に
数学的な言説であるといえます。