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続き

2. 数理研内部における事実上の「容認」
『PRIMS』の編集委員会は「査読のプロセスは独立しており、望月教授を排除した特別委員会で厳正に行われている」と説明してきました。 [1]

* しかし、研究所のトップや他の教授陣(後の記者会見に出席した柏原正樹特任教授や玉川安騎男教授ら)は、公式の場や学術的な報告において、早い段階から望月理論の正当性を強く信じる立場を崩していませんでした。 [1, 2]

* そのため、組織の公式な記録(アニュアルレポートや中期目標の達成状況報告書など)でも、査読通過を待たずに「解決済み」に近いニュアンスで扱われるケースが目立ちました。

3. なぜこのようなことが起きたのか?
* 数学界における「プレプリント(査読前論文)」の重み:数学の世界では、査読誌に載る前(arXivなどに投稿された段階)であっても、内容が正しければ「解決」とみなされる文化が一部にあります。
数理研側は「内容に絶対の自信があるため、査読中であっても成果として報告して差し支えない」という認識であったと考えられます。
* 身内意識と組織のプライド:世界的な難問を自所の教授が解いたという事実を、組織の評価を上げるための実績として早期にアピールしたいという動機が働いたのではないか、という指摘も外部の数学者からなされています。 [1]